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【書籍】医者のいないところで ―村のヘルスケア手引書― 2015年版
¥2,200
著者:デビッド・ワーナー、原訳:河田いこひ 監修:シェア=国際保健協力市民の会 発行:シェア=国際保健協力市民の会/2018年 B5版・約450ページ 世界ではいまも、毎年1000万人以上の、子どもや母親たちが、マラリア、エイズ、下痢、栄養失調、妊娠・出産の合併症など、予防可能な病気のために、いのちを落としています。こうした病気を医者のいないような地域でも可能な限り予防し、治すための手引書としてデビッド・ワーナー(David Werner)氏が著したのが『Where There Is No Doctor』(1968)です。80以上の言語に訳され、30年以上にわたり、何百万人という途上国で働く保健ボランティア、助産師、看護師ら、そして住民自身に圧倒的信頼と支持を得ています。 <この書籍おすすめの声> ≪O様 「医者のいない村で迷ったときに読む一冊」≫ 「Where there is no doctor (邦題:医者のいないところで)」に出会ったのは僕がシェアのカンボジアプライマリーケアプロジェクトに参加したのがきっかけだった。僕はプノンペンからスーパーカブに乗って殆ど毎日現場のクサイカンダール郡の郡病院とその村々に通っていた。お金がない、交通手段がない、そんな医者は知らない、遠いなどの理由で村人には郡病院は遠い遠い存在だった。そんな状況下で、医者のいない村の人々の健康に関わっていたのが、偽医者・注射屋さん・期限切れの薬をプノンペンから買って来て村で売り捌くまがいもの薬屋さん・伝統産婆などの人々だった。シェアが村での相棒はそんな村のことなら何でも知っている‘村のヘルスワーカー’、村でのプライマリーヘルスケアの実践者。僕は彼ら自慢の僕と同じスーパーカブの後について、埃まみれになりながら又雨季の泥んこの道を駆けていた。現場で物事がわからなくなると、プノンペンの冷房の無い事務所の自分の机の上の「Where there is no doctor (邦題:医者のいないところで)」のページを汗の滲み出る指先で追っていたのを思い出す。 ≪M様 「途上国でのサバイバルに役立つ本」≫ 私がかつて難民などへの支援活動でタイで働いていた時のこと。NGOの事務所などにその本は置かれていた。「Where there is no doctor(邦題:医者のいないところで)」実用的な医療の基礎知識が平易な英語で書かれていて、イラストがたくさんあって、発展途上国でのサバイバルに役立ちそうな内容がたっぷり書かれていた。バンコクの洋書屋さんに行って買い求めたのを覚えている。 ≪K様 「私達NGOが使う教科書」≫ 東北タイの農村で、県保健所の下痢予防プロジェクトに参加した。村に住みまず人々の生活を観察することから始めた。村にはこの年電気が通ったばかりで停電も多く、水は井戸水と雨水を使っていた。村の保健ボランティアと一緒に村を歩き回っていると、村人から相談されることが多かった。産後の女性の腹痛を家族が訴えてきたが、実は産後の強い痒みによる苦痛であった。その家にはライムの木に沢山の実がなっていたので、お湯を準備して貰い1日3回の座浴を勧め、二日後に訪問するとすっかり良くなっていた。この方法は「Where there is no doctor 」に書かれていて、地域にあるものを利用したケア方法であった。タイの農村では、産後バナナの木で囲炉を作り、常に沢山のお湯を沸かして薬草湯を準備して体を洗う。農村では多くの家庭でこの伝統文化が受け継がれ、「産後の休養・保温・清潔」が女性の身体を守っていた。David Wernerの本には、人々が僻地においても保健ボランティアや住民自身で健康を守る方法が、わかりやすく書かれてある。またエチオピアでの緊急医療救援では、現地のスタッフにこの本を参考に、人々への保健教育を行って貰った。 海外の保健医療の仲間たちは、この本を「NGOの私達が使う教科書だ」と言っている。
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【書籍】医療通訳に役立つ用語集~母子保健~(ネパール語)
¥500
発行:特定非営利活動法人シェア=国際保健協力市民の会(2022年3月) 企画・編集:山本裕子 編集協力:松尾沙織/田中茜里 翻訳・編集協力:マラ スミタ マンジャリ/スバルナ ラタ トゥラドール/ビレンドラ プラサド バイラ/金田 英子 A5版 31ページ 妊娠や出産、育児の場面で使われる言葉には、日本語にはあって、ネパール語にはない、日本独特の表現や言葉がたくさんあります。ネパール語に訳す際には、日本語または英語の音訳をしてから、ネパール語でその意味を説明する場面もあります。専門用語も想像以上に多く使われています。 これまで、通訳や翻訳場面では、同じ用語でも、訳す人によっていろいろな表現が使われてきました。今回、私たちは “統一するとよい用語”を集めて、これまでの経験を通して得られた “伝わりやすい表現” に翻訳した「医療通訳者に役立つ用語集~母子保健~」を作成しました。通訳を行う際に、この用語集がお役に立てばうれしいです。 *この商品は7点までのご注文とさせていただきます。 *現在は送料がかかりません。スマートレターでの発送となります。
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【書籍】楽しく学ぶ エイズ教育者のための ワークショップマニュアル
¥1,320
エイズ対策のためのワークショップマニュアルが登場しました!この書籍は、NGOシェアがタイ東北部のエイズの予防と差別軽減のための啓発活動で実践した様々な手法を紹介しています。エイズの予防と差別軽減を目指し、啓発活動を展開する方々にぴったりの一冊です。 このワークショップマニュアルでは、実践的なエイズ教育の方法をわかりやすく解説しています。エイズに関する基礎知識から、具体的な事例やケーススタディまで幅広い内容を網羅しています。また、グループワークやディスカッションなどの活動方法も詳しく紹介していますので、参加者同士が意見を交換し合いながら学び合うことができます。 このワークショップマニュアルを通じて、エイズに関する正しい知識を広め、予防の意識を高めることができます。さらに、エイズによる差別や偏見を軽減するための教育活動にも役立ちます。エイズの問題に取り組む教育者や関心を持っている方々に、ぜひおすすめの一冊です。 ※注意:本書はあくまで教育活動のための参考資料となります。書籍の内容を実践する際は、必ず現地の法律や規定を遵守し、専門の機関や団体と連携して実施してください。
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【書籍】ぼくは8歳、エイズで死んでいくぼくの話を聞いて。
¥1,430
『ぼくは8歳、エイズで死んでいくぼくの話を聞いて。-南アフリカの570万のHIV感染者と140万のエイズ孤児たち-』 著者・編者:青木美由紀、発行:合同出版/2010年、サイズ A5版・150ページ シェアから購入していただけると、390円がシェアに寄付されます。 2010年当時、南アフリカの国民の4分の1は電気や水道がない暮らしをし、エイズで親を亡くした子どもは140万人にのぼりました。先進国では、いまや「エイズ=死」ではなくなりましたが、南アフリカでは未だに厳しい格差と蔓延するエイズが、子どもたちの命を奪い、子どもらしく生きる幸せすら阻む現実があります。当時、南アフリカの農村地域に駐在していた著者が、エイズの影響を受けた人々との出会いを通して見た、エイズが社会にもたらす影響、エイズがここまで拡がった(感染者数世界1位)背景になどについてお伝えします。帯推薦とまえがきは、シェアの活動地を訪れた元サッカー日本代表の北沢豪さんが寄せてくださいました。
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【書籍】すべてのいのちの輝きのために ―国際保健NGO・シェアの25年―
¥2,750
編集 シェア 発行 めこん/2008年、サイズ:A5版・323ページ、カラー 1979~1980年にかけて、日本の若者達がタイに渡りインドシナ難民への救援活動を行いました。この活動に参加した医療関係者が「世界中すべての人が健康で平和な生活を送って欲しい」と願い、1983年シェアを設立。それから25年が経ちました。日本で生まれた保健医療専門のNGOの試行錯誤の25年の歩み、そして25年の経験から得た学びをまとめました。国際保健を目指す人の教科書として持ちたい1冊です。
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【書籍】実践力をつける!! 国際協力お役立ち本
¥1,100
著者・編者:シェア、発行:シェア/2004年、サイズ:A4判 20周年を記念して開催した連続講座「シェア国際協力実践講座」(8回)を1冊の本にまとめました!講師陣には、シェアの国内外の活動を支えてくださっている国際協力の専門家のみなさんをお招きし、市民社会運動、野宿者支援、日本時おける外国人の医療問題、参加型モニター評価など、多岐にわたるテーマを網羅しています。 「実践力をつける!!国際協力お役立ち本」という名前のごとく、この冊子には、講座を通して学んだ現場で使える、現場ですぐに役に立つ情報がぎっしり詰まっています。これから海外で国際協力に携わってみたい方、もしくはすでに携わっている方にお勧めの一冊です。
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